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800px-chadokuga2.jpg        この時期、お庭は春に咲いた花木の花後剪定や除草作業、薬剤散布(殺虫と予防)が主流で、と同時に毛虫に毎日のように遭遇します。

毛虫に罪はありませんが、植木を食べ荒らして樹形を乱したり、酷くなれば樹を枯らすばかりで無く、人体にも影響を及ぼす恐ろしい毛虫もいます。

今日は読むだけでも痒くなりそうな毛虫について。 その恐ろしい毛虫とはチャドクガ。チャドクガという蛾の幼虫でサザンカ、ツバキにとくに多く発生します。

まれにサカキにもつく事が有ります。 サザンカの葉に成虫が卵を産み付けると、ふ化した幼虫は始め、葉にきれいに列をなして並んでいます。

この時点での発見は早期発見なので葉についた毛虫の列が他にも居ないか慎重に探します。そして見つけ次第、薬で殺すか火で燃やします。

この毛虫、体毛に毒が有り皮膚に付着するとアレルギー反応を起こしひどい痒みに襲われます。しかも体毛が目に見えないくらいの小ささで、簡単に風に舞い上がってしまいます。

つまりチャドクガに食べられた木が在る場合その木はもちろん、その木の周辺にも要注意しなければなりません。おまけにその痒みは簡単には退きません。

蚊に食われた痒さが3、4日続くと考えれば分かり易いかもしれません。私も剪定をしている最中に発見した場合木を揺らさないように毛虫を取り除きます。

早期発見の場合は周辺に飛散している目に見えない毒毛は少ないのですがふ化した幼虫は脱皮を繰り返し木全体に広がってゆきます。

脱皮した殻までも無数の毒毛があるので木全体に毛虫がひろがった場合毒毛だらけと言う事になります。その状態までなってしまった場合木に近づかないのが無難でしょう。 

チャドクガという名前のとおりお茶の木にもつくのですが、茶畑などの農家の方も大変だと思います。じつはサザンカは漢字で書くと山茶花と書きお茶の木と同じ種類になります。

まれにですが、体質的にアレルギー反応を起こさないラッキーな人もいるようです。